ユーザーが「15秒CM」を投稿しあう動画サービス「ジモフル」

みんなの15秒動画を楽しみ、共有できるサービスジモフルは、動画アプリ・動画サービスのトレンドの逆を行くように見える。

最近の動画サービスは「生配信」に軸足を置く流れ。スマートフォンアプリメルカリも、商品紹介に生配信ができるシステムを導入。リアルな情報を伝えるには動画、しかも生配信の臨場感がブーム。

反してジモフルはスマホで撮影したムービーを、見ているユーザーに分かりやすく説明を付け15秒に編集し投稿する。TwitterやInstagramなどのSNSにもない手間暇のかけようだ。

だが、閲覧する側からすると、この15秒という動画の長さが潔くて良い。ちょうどテレビCMが15秒の長さで、情報を伝えるにはこの尺で充分なのだ。YouTubeでプロではない投稿者による、コンテンツのオチまでダラダラと続く動画、あれを見続けるようなストレスが一切ないのだ。

15秒の長さなので、観光スポットやグルメ情報など、情報をてんこ盛りにすることもできない。観光客向けに東京タワーを紹介するとしよう。スポットまでのアクセス・周辺のグルメ情報・タワー内のお土産情報・夜の風景…一般的な観光情報サービスだと全てが盛れる。しかしジモフルは15秒に限定することで、スポットの中でも特に紹介したい・推したい・勧めたい内容に特化できる。

地域のスポット情報を分かりやすく伝えたい・知りたい人向けのアプリ・Webサービスである。